ホテル・ブライダルのバイトで募集が多いのが、披露宴や宴会で飲食の提供を行うサービススタッフと、ホテルレストランで料理を運ぶレストランスタッフです。そのサービススタッフとレストランスタッフが常に持っているといっても過言ではないのが、お皿とトレンチ(丸いお盆)です。
今回は、ホテル・ブライダル業界で働くときの基本技術、お皿とトレンチの持ち方についてご紹介します!
目次
ホテル・ブライダルバイトのお皿の持ち方
お皿は基本的に3枚同時に持つことがほとんどです。まずは動画から見てみてください。
①1枚目を持つとき
1枚目は左手で持ちます。親指と小指をお皿の上に出し、残りの3本の指でお皿の底を支えます。この持ち方だと、お皿を安定して持つことができます。
お皿の上に出す親指を、内側に曲げる方法もあります。親指や小指の位置を調整して、自分が一番安定して持てる持ち方を探しましょう。ただし指紋がついてしまう持ち方はNGです。
②2枚目を持つとき
2枚目のお皿を持つときは、1枚目のお皿の上に出ている親指と小指、手のひらの付け根の3点で支えます。親指の第一関節の下にあるくぼみに底のふちをあてるとより安定します。どちらのお皿も水平になるように意識しましょう。
③3枚枚目を持つとき
3枚目のお皿は、そのまま右手で持ちます。この時も指紋が付かないよう配慮します。どのお皿も水平になるように意識しましょう。
④配膳するときは
お客様に配膳する時は3枚目のお皿から順番に提供していきます。配膳の際は必ずお客様の右側から右手で行います。ただしパン皿がお客様の左側にセッティングされている際は左側から配膳します。
配膳の際は、お客様に気づいてもらうことがとても大切です。気づいてもらっていないまま配膳するとお客様が急に動いてあたってしまったりと危険です。熱い料理がお客様にかかってしまったり、洋服を汚してしまう恐れもあります。配膳の際は必ず声をかけて、お客様に自分の存在を気づいてもらってから配膳しましょう。
こんな単発バイトあります!
ホテル・ブライダルバイトのトレンチ(お盆)の持ち方
トレンチは、配膳スタッフの必需品です。しかしながらトレンチによる失敗、粗相が1番多いので、たくさん練習しておきましょう。
ポイント① 手のひらを少し丸めて持つ
トレンチもお皿と同様、水平に保つことが大切です。トレンチの下の手のひらを少し丸めると、水平に、安定して持つことができます。
画像のように、手のひらをペタっとつけたり、指先だけで持つと、不安定になり危険です。
ポイント② 不安定なものは手前に置く
グラスなどの不安定なものは、トレンチの手前(自分側)に置くと安定しやすいです。トレンチだからといってものを乗せすぎると危険ですので、欲張りすぎないようにしましょう。
ポイント③ お皿とグラスを一緒に乗せない
グラス以外にも、パン皿など小さなお皿もトレンチで下げたりすることがあります。グラスとお皿を一緒にトレンチに乗せると高低差が出て不安定になります。下げるときはグラスはグラスだけ、お皿はお皿だけでトレンチに乗せて運びましょう。
↓こちらの動画もチェックしてみてください↓
無理が一番NG!安全第一で配膳しよう
今回はお皿(3枚持ち)の持ち方とトレンチの持ち方をご紹介しました。
様々なポイントをお伝えしましたが、1番大切なのは安全に運ぶことです!慣れていないうちに無理をして、お皿を3枚持ったり、トレンチを使って運ぶと、粗相をしてしまう可能性が非常に高くなります。お皿をたくさん運ぶことは他のスタッフでカバーできますが、お客様の洋服についた汚れは、取り返しがつきません。まだ安全に運べないなと感じるうちは、お皿は2枚持ちにしたり、トレンチを使わず一つ一つ運んだりしましょう。ただし、時間があるときにご自身で練習するなど、努力も忘れずに行ってくださいね。
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