食事が済んだ後のお皿を下げることをバッシングといい、ホテルの宴会や結婚式場の披露宴で活躍するサービススタッフにとっても、バッシングは基本中の基本です。
たくさんの来賓者が訪れ、コース料理を食べる宴会や披露宴では、レストランなどのお食事に比べて多くのお皿とシルバーが用いられます。そのためサービスタッフには、それらをすばやく、かつ、お客様のペースに配慮しながら下げることが求められます。
そこで今回は、すばやくスマートにお皿を下げる方法とそのタイミングについて解説していきます!
目次
ホテル・ブライダルバイトのお皿の下げ方
①お客様の右側に立つ
お皿を下げるときは、まずお客様の右側に立ちましょう。これは料理を提供する際も同じです。ただし、パンなどを提供する際は、左側に立つ場合もあります。パンのお皿は左側や奥側にあることが多く、右から手を伸ばすとグラスに当たってしまうからです。
②右手でお皿を下げ、左手に持ちかえる
右手でお皿を持ち、お皿の上に乗っているシルバーも一緒に、お客様の前から下げます。そしてお客様の後ろで左手に持ちかえます。左手の親指と小指が、お皿の上にくるようにして持ちます。
セットのシルバーが使われていない場合は、先にお皿を左手に持ちかえ、使われていないシルバーを右手で下げ、お皿の上に乗せます。使われていないシルバーも一緒に下げて、テーブル上に残らないようにしましょう。
③フォークとナイフを十字にする
最後はフォークとナイフがお皿の上で十字になるように置きます。フォークは左手の親指で押さえ、ナイフはお皿とフォークの隙間に差し込まれた状態にします。この時ナイフの刃先は自分に向くようにしましょう。こうすることで、お皿の上でシルバーが滑ってしまうのを防ぐことができ、安全にすばやくバッシングすることができます。十字にするときは、フォークだけを動かして十字にする方法もありますし、先にフォークを押さえて、その後にナイフを差し込む方法もあります。下げたときの状態に合わせてやってみてくださいね。
④複数同時に下げるとき
複数のお皿とシルバーを同時に下げるときは、写真のように重ねます。2皿目は料理提供時の持ち方同様、手のひらの付け根に乗せてから、シルバーを1枚目のお皿に集めます。2本目、3本目のフォークは、親指で押さえなくてOKです。2枚目以降のお皿に残飯がある場合はお客様の後ろなど見えないところでさりげなく1枚目のお皿に集めます。
↓一連の流れは動画がわかりやすいと思うので、こちらをチェックしてみてください!↓
こんな単発バイトあります!
宴会・披露宴のお皿を下げるタイミング
①シルバーの状態を見て見極めよう!
お皿を下げるタイミングは、写真のようにシルバーの状態で見極めることができます。シルバーが両側にある場合はまだ「食事の途中」、シルバーが片方に並べられている場合は「食べ終わりました」というテーブルマナーの合図です。右側の写真の状態になっていたら、お皿とシルバーを下げましょう。ただし、右側の状態でお料理が残っている場合は「お下げしてもよろしいでしょうか?」と一言声を掛けて、お下げするようにしましょう。その際、バラバラのシルバーは左の画像のように揃えてから下げます。
②お客様とコミュニケーションを取りながら下げる
お客様の中には、食べるスピードがゆっくりな方、余興やスピーチの準備でお食事がなかなか進まない方などさまざまいらっしゃいます。お客様やテーブルの状況を把握しつつ、ときには「お済みでしたらお下げいたします」などの声を掛けながら、バッシングしていきましょう。くれぐれも、お食事の途中のお皿を下げてしまわないように注意してくださいね。
必要なのは手の技術と目の技術!
今回は、ホテル・ブライダルのバイトで使えるお皿の下げ方とタイミングの見極め方についてご紹介しました。
お皿を下げる際には、安全にバッシングをする手の技術と、お客様の状況に目配りをする目の技術が大切です。この2つの技術を磨いて、お客様が快適にお食事を楽しめるよう努めましょう!
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