結婚披露宴において、ブライダルスタッフは全体の流れをしっかり把握し、臨機応変にサービスを行います。接客や配膳をするときは明るい表情で、且つ、演出や写真撮影の邪魔にならないよう動くことが求められます。今回は、一般的な結婚披露宴の流れと、その時々のキャプテン、アシスタントのお仕事について紹介します。
目次
結婚披露宴の流れと進行ごとのキャプテン・アシスタントの仕事
①新郎新婦入場
オープニングは、新郎新婦が揃って披露宴会場に入場します。新郎新婦が腕を組む、螺旋階段で新郎が新婦をエスコートするなどの演出があります。キャプテンは、新郎新婦の先導を行います。
②開宴の挨拶
新郎新婦が登場したら、開宴の挨拶に入ります。司会者が簡単に自己紹介のあと、開宴の辞を並べます。司会者へ次の進行に移るサインを出すのも、キャプテンの重要な仕事です。
③ウェルカムスピーチ
ウェルカムスピーチでは、新郎新婦がゲストに、列席の御礼や結婚報告を簡潔にお伝えします。このとき、キャプテンが新郎新婦にマイク出しなどのサポートをします。
④プロフィール紹介
プロフィール紹介では、司会者がゲストに、新郎新婦や両家について紹介を行います。新郎と新婦、それぞれの生い立ちや人となり、2人の出会いなどのエピソードが盛り込まれることが多く、同時進行で写真やムービーが上映されることもあります。
⑤主賓挨拶
主賓挨拶では、新郎新婦それぞれの主賓が挨拶を行います。ちなみに「主賓(しゅひん)」とはゲストの中でもメインゲストとなる方で、上司や恩師、友人にお願いするのが一般的です。アシスタントが、主賓の方の誘導やマイクフォローなどを行います。
⑥乾杯挨拶
乾杯挨拶では、準主賓にあたる方が簡潔なスピーチをして乾杯の音頭を取ります。
⑦ケーキ入刀
ケーキ入刀では、新郎新婦が「初めての共同作業」としてウエディングケーキにナイフを入れます。キャプテンは新郎新婦を先導し、お互いに食べさせ合う「ファーストバイト」でビックスプーンを手渡すなどサポートします。
⑧中座
お色直しのため、新郎新婦が中座します。新婦のお色直しに時間を要するため、新婦→新郎の順に中座することが多く、家族にエスコートをお願いすることもあります。ここでもキャプテンは新郎新婦をしっかりサポート。お色直しの間は、ゲストに歓談やお食事を楽しんでもらいます。
⑧新郎新婦再入場
お色直しを終えたら、新郎新婦が再び披露宴会場へ入ります。
⑨テーブルラウンド
新郎新婦が再入場した際に、ゲストのテーブルを回り、キャンドル点火や記念撮影を行います。キャプテンは新郎新婦を先導し、アシスタントは各テーブルのキャンドルが足りているか、離席している人がいないかなどを確認し、滞りなく進行するようフォローします。
⑩友人スピーチ、余興など
ゲストがスピーチ、歌、演奏、ダンスなどを行い、会場を盛り上げます。アシスタントは、スピーチや余興を行うゲストに声をかけ、誘導します。
⑪新婦手紙朗読
新婦が両親に宛てた手紙を読みます。キャプテンは新婦をアシストし、緊張をほぐします。
⑫花束、記念品贈呈
新郎から新婦の両親へ、新婦から新郎の両親へ、花束やプレゼントが贈られます。キャプテンは滞りなく贈呈が行われるよう気を配り、アシスタントは新郎新婦に花束を渡すなどの補佐を行います。
⑬代表謝辞
代表謝辞では、両家を代表して新郎の父親が行い、続きて新郎の挨拶に入る流れが一般的です。
⑭新郎新婦退場
新郎新婦および両家の親は先に退場し、ゲストの皆様のお見送りに備えます。
⑭閉宴の言葉
閉宴の言葉では、司会者が閉宴の挨拶を述べ、ゲストに退場を促します。その後は、先に退場した新郎新婦が、プチギフトを渡しながらゲスト様をお見送りします。
キャプテンやアシスタントは大変だけど達成感を味わえる!
今回は、結婚披露宴の一般的な流れと、進行ごとのキャプテン、アシスタントの仕事を紹介しました。披露宴は、新郎新婦はもちろん、両家の親、司会者、主賓や準主賓を含むゲストの方々と、多くの人たちの記念となる場。キャプテンは、新郎新婦をサポートしながら披露宴の進行を把握してスタッフに指示を送ります。キャプテンを補佐するアシスタントは、披露宴が円滑に進むよう細かいフォローを行います。分刻みで進行スケジュールが決まっており、非常に忙しく体力勝負でもありますが、大きな達成感を味わえます。
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