華やかで上品なホテルでのお仕事に、憧れる方も多いのではないでしょうか。ホテルウェディングや宴会、クロークなどでは、実は多くのアルバイトの方が活躍しています。
この春から弊社の一員になった黒田さんも、ホテルでのアルバイト経験者です。今回は黒田さんに、ホテル業界でのお仕事の内容ややりがいについて、インタビューさせていただきました！
目次
学生時代のアルバイト事情は？
貯金がわりと好きで、働くことも苦じゃなかったので、たくさんアルバイトをしていました。大学に入学してまもなくコンビニバイトを始め、半年後にはバリュースタッフでホテルバイトを、そのうちカフェバイトも始めて、3つ掛け持ちしていたこともありました。その後もスーパーのレジ打ち、単発の工場のバイトなどをやりましたが、大学卒業まで続けたアルバイトは、ホテルのバイトだけでした。
なぜホテル業界のアルバイトへ？
華やかで輝かしいイメージがあり、なんとなくですが、ホテル業界で働いてみたいなあと思っていたからです。母がホテルのフロントで働いていたので、その影響も少しあるかも知れません。
当時は派遣としてホテルでアルバイトをしていましたが、最初は派遣・紹介とはわからず、そもそもそれが何なのかも知らず、派遣会社の登録会に行っていました。アルバイトと言えば勤め先に直接雇用されるものしか知らず、正直言うと派遣・紹介に対してポジティブなイメージがなかったので、行って少しびっくりしましたね（笑）でもホテル業界は派遣・紹介が多いと聞いて、すんなり受け入れることができましたし、実際に働いてみるとそんなイメージもまったくなくなりました。また、どこのホテルに行きたいなどの希望は特になかったので、たくさんある有名なホテルの中から勤め先を選べることが、とても嬉しかったです！ホテルのアルバイトはフロントぐらいしか思いつかなかったのですが、他にも宴会やホテルウェディングなどの仕事があることを知り、ワクワクしたのを覚えています。
ホテルバイトのやりがいは？
勤めた4年間の間にさまざまな仕事内容を経験できて、チームリーダー、アシスタントとポジションが徐々に上がっていくのがやりがいでした。
最初は宴会や披露宴で料理やドリンクを提供するサービススタッフ、次は新郎新婦の親御さまの案内係やクローク、1テーブルを専属で担当する卓持ち、卓持ちの人達を束ねるチームリーダー、料理の時間管理やアレルギー対応メニューを配膳する料理アシスタント、進行の準備を行うキャプテンアシスタントなど、本当にさまざまな仕事を経験しました。それに伴って責任のあるポジションをどんどん任せてもらえるようになったので、とても楽しかったです。
さまざまな職種に携わることで視野も広がり、リーダーになったときにもそれを活かすことができました。
アルバイトできついと感じたこと、それをどうやって乗り越えた？
ひとつはやはり、体力面でのしんどさですね。例えば披露宴が1回2～3時間に準備と片付けで1時間づつ、さらにそれが1日2回あったりと、長時間のバイトになるのでとても疲れます。さらにパンプスを履いているので余計…（笑）
でもおのずと体力はついてくるので、慣れてきて仕事にも余裕が出てきました。
もうひとつは、リーダーポジションの方の厳しさです。時間の決まった忙しい現場、かつ、お客様の一世一代の晴れ舞台に失敗があってはいけないという責任から、指示の言葉が厳しくなってしまうのです。私も自分がリーダーになって初めてその気持ちがわかり、しっかり言うことは言わないと回らないということを実感しました。厳しい言葉はとても憂鬱になりますが、それでも長く勤めることで仲間同士の信頼関係も深まり、徐々に仕事の楽しさの方が大きくなっていきました。
他のバイトでは味わえないと思うところは？
感動と、達成感ですね！
新婦さまの親御さまへの手紙は、何回聞いても泣いてしまいます（T_T）特に親御さまの案内係をしたときは、式の前はソワソワしていたご両親が手紙のタイミングで泣いているのを見ると、今までの家族の歴史を勝手に想像してしまい余計泣けます。泣きすぎると仕事に支障が出るので、あまり聞かないようにしていたこともありました（笑）
また、披露宴や宴会は1回1回が完結するものなので、より達成感が大きいです。忙しい現場ですが、片付けまで終わって皆で「お疲れ様でした！」と言って帰るときに、「終わったぁああ」と達成感を感じますね。
就職活動で有利にはたらいたこと
私は就職活動でもホテル業界を受けていたので、ホテルでアルバイト経験があるということ自体が有利にはたらきました。経験があるとないとでは、お料理の提供ひとつとっても安定感に差が出たりします。また、リーダー経験もあったので、自己PRにも困りませんでした（笑）ここまでに終わらせないと、そのためにここをまかないとという時間管理能力も身についたので、社会人になった今でも仕事をするうえで役立っています。
これからについて
現場経験のある私が、ホテル・ブライダル業界で働く登録スタッフさんと弊社のより良いパイプになることを目指しています。
例えば、スタッフさんの気持ちを理解できる分、スタッフさんの伝えたいことや聞きたいことをうまく引き出せると思います。
逆に会社では総務として、人員配置を行う社員の手の回らない部分をサポートし、スタッフさんとより良い関係を築けるようにしたいです。
自分が好きなホテル業界が、もっと働きやすく、もっと楽しい業界になるよう、これからもがんばります！
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